タイでは無線装置を取り扱うためのライセンスが、以下の表のように定義されています。
各装置ごとにライセンスを取得する必要はありませんが、ライセンスには有効期限があります。
ライセンス種別 | 概要 | 有効期限 |
---|---|---|
販売 | 無線機器の販売ライセンス | 1年間 |
所有 | 無線機器の所有ライセンス | 1年間 |
利用 | 無線装置の利用ライセンス | なし |
輸入 | タイ国内への輸入ライセンス | 180日間 |
輸出 | タイ国外への輸出ライセンス | 30日間 |
製造 | 無線装置の製造ライセンス | 180日間 |
無線局の設置 | 無線通信局の設置ライセンス | なし |
なお、販売、利用、輸入、輸出、製造、無線局の設置ライセンスのいずれかを保有している場合、自動的に所有ライセンスも保持していると認められます。また、販売ライセンスのうち"修理用途"のライセンスは、有効期限が5年間です。
必要となるライセンスは、無線の用途や特性、無線装置の種別によって異なります。
例として、WiFi や Bluetooth、RFIDタグでは全てのライセンスが不要です。(※ 装置の認証は必要です)
参照 : 免許不要で利用可能な無線機器の変更
無線の用途や特性によって異なる例として920MHz帯の通信装置があり、必要なライセンスは以下のように定められています。
また、ライセンスの取得には、会社の定款に事業内容として"通信装置の取り扱い"といった内容が含まれている必要があるので注意して下さい。
関連 : タイの電波法とNBTC無線認証の取得
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