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免許不要な超広帯域(UWB)機器の技術要件と運用条件 - ベトナム -

執筆者の写真: Fumito MorishimaFumito Morishima

 超広帯域(UWB:Ultra-Wideband)通信技術は、低消費電力で短距離の高速データ通信を実現する無線技術であり、位置測位システム(RTLS)、短距離データ転送、車両レーダー、医療用センサーなどの分野で活用されています。


ベトナムでは、「Circular No. 08/2021/TT-BTTTT」 に基づき、ライセンス不要で使用できるUWB通信機器の技術基準および運用条件が定められています。


 本記事では、ベトナムにおけるUWB通信機器の使用可能な周波数帯、最大送信出力、スプリアス発射制限、および追加の運用条件について解説します。


適用周波数帯と技術要件

 以下の表は、ベトナムで使用可能なUWBの周波数帯と対応する技術要件です。

周波数帯

最大放射電力(EIRP)

スプリアス発射制限

その他の条件

4200 - 4800 MHz

≤ -70 dBm/MHz(平均電力)

and

≤ -30 dBm/50 MHz(ピーク電力)

ETSI EN 302 065-1

固定屋外設置は禁止


固定屋外アンテナとの接続禁止


屋内または電波シールド環境でのみ使用可


航空機内での使用は禁止

4200 - 4800 MHz

≤ -41.4 dBm/MHz(平均電力)

and

≤ 0 dBm/50 MHz(ピーク電力)

ETSI EN 302 065-1

LBTDuty Cycle制限Detect and Avoid(DAA)などの干渉低減技術が必要 固定屋外設置は禁止


固定屋外アンテナとの接続禁止

7238.4 - 8500 MHz

≤ -41.3 dBm/MHz(平均電力)

and

≤ 0 dBm/50 MHz(ピーク電力)

ETSI EN 302 065-1

固定屋外設置は禁止


固定屋外アンテナとの接続禁止

7238.4 - 8500 MHz

≤ -41.4 dBm/MHz(平均電力)

and

≤ 0 dBm/50 MHz(ピーク電力)

ETSI EN 302 065-1

LBTDuty Cycle制限Detect and Avoid(DAA)などの干渉低減技術が必要固定屋外設置は禁止


固定屋外アンテナとの接続禁止

8500 - 9000 MHz

≤ -65 dBm/MHz(平均電力)

and

≤ -25 dBm/50 MHz(ピーク電力)

ETSI EN 302 065-1

固定屋外設置は禁止


固定屋外アンテナとの接続禁止


型式認証(TA)または適合宣言(DoC)の取得

 ライセンス不要のUWB機器であっても、ベトナム市場で販売・使用するためには、ベトナム情報通信省(MIC)の技術基準(QCVN)に適合することを証明する認証が必要となります。


※ Circular No. 08/2021/TT-BTTTTの原文


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